セサミストリート、ジュリアはどんなキャラ?自閉症への理解深める目的

セサミストリートの新マペットとしてデビューすることが発表されたジュリア。自閉症への理解を深め、包括的な社会を実現する目的で登場するジュリアは、どんなキャラクターなのでしょうか。

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セサミストリートのジュリアはどんなキャラ?

セサミストリートの新しいマペットとして、4月から登場することが発表されたジュリア。

新マペットのジュリア

自閉症の女の子

ジュリアは「ちょっと変わった女の子ジュリア」なのですが、自閉症への理解を深めるために『自閉症の女の子ジュリア』として登場します。

『自閉症』と一言で言っても、現実には1人1人が違う特性を持っていますよね。

セサミストリートに登場するジュリアは、自閉症の子どもによく見られる言動をするそう。

実は、アニメーションで既にデビューしていたジュリア、こんな感じの可愛い女の子です。

YouTube:Sesame Street and Autism: We’re Amazing, 1, 2, 3!

動画の内容

エルモとブランコで遊んでいるジュリア。

そこにやってきたアビーが挨拶をしているのに、アイコンタクトをせず、返事もしません。

無視されたと思ったアビーは『私の事嫌いなんだ…』と思ってしまいますが、エルモが『ジュリアは時々ちょっと変わったことをするんだ。だってジュリアは自閉症なんだよ。』と話し、『今度は、わかりやすい(短い)言葉で話しかけてごらん。そして、ちょっとだけ返事を待ってあげてね。』とアビーに提案します。

エルモからジュリアへの関わり方を教わったアビー、お気に入りのウサギのぬいぐるみで遊んでいるジュリアと一緒に遊ぼうと思い、声をかけますがジュリアはぬいぐるみを隠してしまいます。

しかし、ジュリアは自分がやりたいゲーム『I Spy』をすると言って立ち上がり、エルモとアビーは、それに賛同

そして、エルモが口に出したヒント赤い鳥の羽はどこ?』を聞いて、いち早く答えを見つけたジュリア。

アビーとエルモは『ジュリア、素晴らしいわ!』『ジュリアはいつもこのゲームで勝つね!』と見つけ上手なジュリアを称賛しています。

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自閉症への理解を深め、包括的な社会を実現する目的

セサミストリートが、マペットより先にアニメーションにジュリアを登場させたのは、自閉症の子どもを持つ家族は、デジタル・コンテンツを好んで使う傾向があるからだそう。

アプリやアニメーションにジュリアを登場させることで、自閉症の子供達や家族に『自閉症は気まずいテーマではない』ことを伝え、さらにマペットにジュリアを登場させることで、自閉症への理解を深め、様々な違いが受け入れられる包括的な社会の実現を目指していくそうです。

アニメーションでも、自閉症の子どもの特性や、適した関わり方などが描かれていましたね。

マペット版でも同様に、少し変わった言動をするジュリアに、周りのマペットたちが上手く関わっていくようです。

マペット版:エルモ&ジュリア

YouTube:Sesame Street: Play Peek-A-Boo with Elmo & Julia

【動画の内容】

ジュリアがお気に入りのウサギの人形と遊んでいるところに、エルモも同じように人形を持ってやってきて、2人は『いないいないばぁ』をして楽しく遊んでいます。

ジュリアとエルモは違うところもあるけれど、多くの共通点もある」というのが、この短い動画でのセサミストリートからのメッセージだそうです。

他にもいくつかジュリアのショートストーリーがセサミストリートのYouTube(英語)にアップされているので、是非チェックしてみてください。

マペット版ジュリアのデビューは4月。

米疾病対策センターによると自閉症と診断される子どもは68人中1人で、その数は増加傾向にあるそうなので、今後自閉症への理解が進み、様々な違いが受け入れられる社会が実現していくと良いなぁと思います。

まとめ

  • セサミストリートに新マペットのジュリアが登場、自閉症のキャラクター
  • ジュリアはちょっと変わってるけど、周りが理解することで楽しく遊べる
  • セサミストリートは、自閉症への理解を深め、包括的な社会の実現を目指している

セサミストリートの物語が色々な人の希望になり、自閉症への理解が進むと良いですね。

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