「風水」ってなんか怪しい響きじゃないですか?
私はそう思っていたのですが、ある英語圏の国でデザインの勉強をしているときに、テキストに風水について載っていて、風水を理解した上で取り組むプロジェクトがあって驚いた思い出があります。
今回は「風水とは何か」を簡単におさらい、そして年末の大掃除で模様替えなどされる方もいらっしゃるかと思うので、簡単にできるアイデアなどをいくつかまとめてみました。
トランプ氏は風水を信じている?
こんな話を聞いたことがあります。あの不動産王トランプ氏は「風水は信じていない。でも儲からせてくれるから取り入れている。」…。
ご存じの方も多いかもしれませんが、風水を取り入れていると言われている世界的な企業や有名人は多く、トランプ・タワーなどの他にも
- マイクロソフト
- メリルリンチ
- IBM
- ビル・ゲイツさん
- シルベスター・スタローンさん
…等をはじめ、もっとたくさんいるようです。
でも、やっぱりまだ胡散臭い感じがしませんか…?ここからは、そもそも「風水」って何か書いていきます。
風水とは
- 中国発祥の「気の流れを整えて開運へと導く環境学」で、東洋思想の「陰陽」と「五行」の考え方に基づいている
- 風水は実は統計学で、成功している人・運のいい人の習慣やインテリアなどのデータをもとにしていると言われている
- 様々な解釈があるが、主に街や建物、インテリアなどの位置や色、材質などを決めるのに用いられる
- 「火・金・水・土・木」の要素をバランス良く用いることで運気が良くなる
実際に多くの中国人は風水を取り入れており、アメリカやイギリスなど欧米の先進国でも用いられています。また、世界には「風水マスター」なる職業も存在し、建築やインテリアなどに関わっているそうです。
日本では、個人宅を建てるときに風水の考えにのっとった設計を希望すると言うのはほとんど聞いたことがないですよね。実際私が今までに住んでいた場所も部屋の配置などは微妙でした。
お家で使えるアイデア
もし風水によって運が良くなったり、健康で安定した生活に導いてもらえるのであれば、ちょっとやってみたい気もしますよね。ここでは、普段のお掃除や模様替えなど、ご自宅でも簡単にできることをまとめました。
- 家の中の空気は常に循環させる、汚い水はためておかない
→冬になると寒いからと言って何週間も換気をしないのは✖。空気の入れ替えをしないと気が滞ってしまうので、定期的に換気する。また、水をためておくと悪い気が広がるので気をつける。花瓶の水も常に新しいものに保つ。
- トイレは常に清潔に、そして明るく暖かく
→汚いトイレや寒いトイレは運気を下げるので、常に清潔にしてマットのお洗濯なども忘れずに。そして、トイレを暖かくできない場合は暖色のマットなどを使って工夫する。便器の中から悪い気が広がらないように、使用していないときはフタを閉める。
- 「陰」を溜めない、「陰」がある場所では「陽」で緩和を
→トイレもそうですが、湿気がこもらないように気をつける。「陰」の場所には植物などの「陽」の植物や暖色系の物を置く。湿気を吸い取って溜めてしまうので、トイレに本を置いたり、玄関に新聞紙を置くのは✖。
- インテリアは「火・金・水・土・木」のバランスを考えて配置する
→例)火を使うキッチンに、溶ける金 (お金やお財布)を置かない。キッチンには木の気を持つ天然素材のものが◎。
「火・金・水・土・木」の相関図
まとめ
- トランプ氏は風水を信じていないと言い張っているが、運気がアップするのは認めている
- 風水は実は統計学 (でもニセ風水師もいますよね・・・)
- 物をためておくのはNG (古い水・空気・ゴミ・新聞紙など)
- 悪い気を出しそうなものにはフタをする(トイレ・ゴミ箱など)
- 「陰・陽」「火・金・水・土・木」のバランスを考えて物を配置する
毎日忙しいと掃除や洗濯が疎かになってしまうこともありますが、日々の生活で整理整頓をしたりさり気なく風水を取り入れたりして運気がアップするといいな、と思います。
基本は「お家はキレイで・明るく・暖かく」。今回はほとんどご紹介していませんが、方角も色々なルールが有るようなので興味のある方は参考にしてみてください。