2015年から三越伊勢丹が発信している企業メッセージ「this is japan.」。2017年1月1日から展開される広告に起用されたのはバレエダンサーのオニール八菜です。これまでの広告やオニール八菜さんについてまとめました。
三越伊勢丹のthis is japan.
三越伊勢丹は2011年の4月から「JAPAN SENSES」という、日本のセンス、美意識、伝統、文化などが作り出す価値を再認識し、新しい価値として商品化してお客様に提供するという試みをはじめました。
2015年からはJAPAN SENSESを継続しつつ、新たに「this is japan.」を企業メッセージとして、世界に通じる日本の良さを提案していくことを発表しました。
2015年 国木田彩良
2015年の広告に起用されたのは、1994年生まれのモデルで国木田独歩の玄孫、国木田彩良(くにきだ さいら)。
日本人の母とイタリア人の父を持ち、「自分のルーツである日本でモデルになりたい」と来日した姿に共感して広告のメインビジュアルモデルに起用されたそうです。
credit : 三越伊勢丹
2016年 エディー・ジョーンズ
2016年のthis is japan.の広告を飾ったのは、ラグビー日本代表のヘッドコーチも務めたエディー・ジョーンズ氏で、ジョーンズ氏の父はオーストラリア人、母は日系アメリカ人2世です。
強豪相手に日本代表を勝利に導き、ラグビーの国民的人気を高めたジョーンズ氏からのメッセージは「あなたに、期待してください」。
credit : 三越伊勢丹
this is japan.も、もちろんですが、偉業を成し遂げたジョーンズ氏からのメッセージは心に響きますね。
2017年三越伊勢丹の広告モデルは?
オニール八菜
2017年に三越伊勢丹のthis is japan.のモデルに選ばれたのはバレエダンサーのオニール八菜(はな)。
1993年生まれで、父はニュージーランド人、母は日本人です。
3歳からバレエを始めたオニールさんは数多くの国際的なコンクールで優勝し、現在はパリ・オペラ座のバレエ団で活躍しています。
credit : 三越伊勢丹
2017年の三越伊勢丹のthis is japan.キャンペーンのテーマは「基本を大切にしながら、未来に向かっていく勇気」で、広告には「基本に磨かれて、信頼でかがやく。大切なことはいつも変わらない。」と書かれています。
プロフィール
オニール八菜さんは東京都の世田谷区出身で、3歳からバレエを始めます。
8歳でニュージーランドに移住後もバレエを続け、2008年にオーストラリアンバレエスクールに入学、2011年に首席で卒業。
これまでに受賞した賞は2009年ローザンヌ国際バレエコンクール、2010年ユース・アメリカ・グランプリ、2014年ヴァルナ国際バレエコンクールなどがあります。
オーストラリアの学校を首席で卒業後は、パリ・オペラ座でシーズン契約を勝ち取り、その後正団員になって2016年1月にプルミエダンスーズに昇格しました。
※プルミエダンスーズは、パリ・オペラ座バレエ団の最高位エトワールに次ぐ階級です。
そして、オニールさんは2016年5月にはバレエ界のアカデミー賞と言われるブノワ賞を受賞しています。
素晴らしいですね!広告にもあるように「基本を大切に」することを見習いたいと思います。
まとめ
- 三越伊勢丹は2015年から企業メッセージthis is japan.を発信している
- 2017年の広告モデルに選ばれたのは国際的に活躍しているバレエダンサーのオニール八菜
- オニールさんは2016年にバレエ界のアカデミー賞ブノワ賞を受賞している
今後のオニール八菜さんのご活躍と、三越伊勢丹の広告にも期待したいと思います。