なんと、新種のハチがハリー・ポッターの悪役キャラにちなみ『マルフォイ』と名付けられたそう。この名前をつけた研究者は、マルフォイ家の汚名返上(?)と昆虫に注目を集めるためなど、ハチやハリポタに熱い思いを持っているようです。
新種のハチは『ルシウス・マルフォイ』?
CNNなどによると、ニュージーランドで見つかった新しいハチがハリポタの悪役ルシウス・マルフォイ(Lucius Malfoy)にちなんで、『ルシウス・マルフォイ(Lusius malfoyi)』と命名されたそう。
新種のハチ、ハリポタの悪役にちなみ「マルフォイ」と命名 NZ https://t.co/JJyvSIbUS5
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) 2017年10月11日
名付け親トム・サンダースさんによると…
「ルシウス(Lusius)」というのは、1903年にドイツの昆虫学者がつけた属名で、今回トムさんがつけた「マルフォイ(malfoyi)」が種名。
なぜ、ハチ(ワスプ)を「ルシウス・マルフォイ」と名付けたかというと…
ワスプは悪者と思われているが、実際にはワスプの種の大部分は、人間から見ると無害または益虫だ。
ちょうどルシウス・マルフォイが、ヴォルデモート卿の一味を離脱して許されたように。
だからワスプも興味深く大切な生き物としての評判を取り戻すため、人々に大目に見てほしい。
…とのこと。
※ワスプ(wasp)とは、スズメバチやアシナガバチなど、スズメバチ上科のうち捕食性の大型蜂のことだそうです。
ルシウス・マルフォイさんたち
Espécie de Vespa da Nova Zelândia é classificada como ‘Lusius malfoyi’, em referência a personagem de Harry Potter https://t.co/rHwItCgyqV pic.twitter.com/DFCrvCcDqp
— Jornal O Globo (@JornalOGlobo) 2017年10月10日
映画『ハリー・ポッター』シリーズで、ルシウス・マルフォイと息子ドラコを演じたのは、俳優ジェイソン・アイザックスとトム・フェルトンでした。
近年のジェイソンとトム
命名者トム・サンダースさんは、ニュージーランド・オークランド大学の博士課程で昆虫を研究している学生。
寄生バチに特に興味があるそうで、インタビューやSNSなどで、新種のハチ「マルフォイ」についても詳しく説明しています。
※以下、昆虫が苦手な方は、ご注意ください!
【画像】マルフォイはどんなハチ?
ルシウス・マルフォイ
Wasp named after Lucius Malfoy just needs your love and understanding https://t.co/gY0UitG4Sq pic.twitter.com/Kf3Uyw4tb6
— Mashable (@mashable) 2017年10月10日
トムさんによると、マルフォイは人を刺さない。
しかし、他の昆虫の幼虫に卵を産みつけて(注入)、生まれてきた赤ちゃんたちは、その幼虫を中から食べちゃうそうです。
こわ~。
だから、「マルフォイ」はちょっと悪いヤツですが、ワスプたちは生態系のバランスを保つためにとても重要な役割を果たしているそうです。
まとめ
- 新種のハチがハリポタの悪役にちなんで『マルフォイ』と命名された
- 人間には無害で、生態系のバランスを保つために重要な役割を果たしているらしい