Netflixで4月21日から配信されるドラマ『ガールボス』。主演は女優ブリット・ロバートソンが務めますが、この物語のもととなった本『#GIRLBOSS』の著者ソフィア・アモルーソはどんな人なのでしょうか。
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Netflixドラマ『ガールボス』は実話?
原作本は『#GIRLBOSS』
Netflixで4月21日から配信が予定されているドラマ『ガールボス』。
この物語は、アメリカ人女性ソフィア・アモルーソが自らの経験を綴った本『#GIRLBOSS(ガールボス)』をもとにしたドラマです。
『#GIRLBOSS 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話』
「#GIRLBOSS」の著者であるソフィアも、エグゼクティブ・プロデューサーの1人として、Netflixドラマ「ガールボス」の製作に関わっています。
ドラマのあらすじ
学歴もお金もない、型破りな女の子がネットビジネスを立ち上げて大成功。
経営者としての道を歩き始めるが…。
ベストセラーとなった回想録を基にしたコメディ。
ー引用元:Netflix
Netflixドラマ『ガールボス』で主演ソフィア役を務めているのは、27歳の女優ブリット・ロバートソン。
ソフィア・アモルーソ&ブリット・ロバートソン
Netflix and Britt. Robertson, that is, playing me (life is weird!!!) on Girlboss, coming t… https://t.co/0VVzbKjlUN pic.twitter.com/Z5LH6q6RzD
— SOPHIA AMORUSO (@sophiaamoruso) 2016年6月7日
家庭のいざこざや貧しい時期を乗り越えて女優になったシャーリーズ・セロンもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加しています。
ソフィア・アモルーソはどんな人?
プロフィール
- 名前:ソフィア・アモルーソ(Sophia Amoruso)
- 生年月日:1984年4月20日
- 出身地:米国カリフォルニア州サンディエゴ
カリフォルニア州サンディエゴで生まれたソフィアは、小学生の時に教師から他の子と違うと言われ、ADD(注意欠陥障害)やトゥレット症候群を疑われます。
一方で、ソフィアは幼い頃から豊富な語彙と少しひねくれたユーモアのセンスも持っていました。
15歳で初めてのアルバイトをサブウェイで始めたソフィアは、高校が嫌いすぎて精神科医に掛かり、正式にうつ病とADDだと診断。
服薬しながら通学していましたが、結局は家庭学習を選びます。
その後、両親の離婚をきっかけに親元を離れ、職や住居を転々とし、ヒッチハイクも経験。
2002年、18歳の時に初めてネットでものを売ることに成功しますが、それは盗んだ本でした。
(万引きの常習犯だったソフィアですが、翌年万引きで捕まり、以後はしていないそうです。)
2005年にはサンフランシスコの高級靴店で働きますが、解雇…。
無職のソフィアは2006年にヘルニアにかかりますが、お金も保険も無いため、病院に行けず、症状は悪化。
次に見つけたのは、美術学校の入り口で生徒のIDをチェックする仕事でした。
この仕事は暇な時間が多かったため、ソフィアはネットオークションサイトEbayで「ナスティ・ギャル・ヴィンテージ」というショップをオープン。
もともとオシャレが好きで優れた鑑定眼を持っていたソフィアは、古着屋で安く仕入れた服や回収ボックスから見つけた服などを自分でスタイリングして撮影し、魅力的な説明文を付け、商品をアップ。
SNS「マイスペース」もマーケティングに利用するなど、Ebayでの売上を急激に伸ばしました。
そして、2008年には24歳でネットショップ『ナスティ・ギャル』をオープンし、SNSもマイスペースからフェイスブックに移行。
会社は年々急成長し、実店舗やオリジナル商品も展開。
「ナスティ・ギャル」は数年の間に従業員350人以上、年商100億円を超える大企業に成長し、創設者とCEO(最高経営責任者)であるソフィアはビジネス誌などで「30歳未満で最も影響力が大きいファッションリーダー30人」や「40歳以下の起業家40人」にも選出されました。
また、Netflixドラマ『ガールボス』の原作である「#GIRLBOSS」を2014年に出版した際には、アメリカだけでなく、日本を含む世界中から注目を浴びました。
しかし…
「ナスティ・ギャル」は破産?
これだけ大成功したように見えた「ナスティ・ギャル」ですが、2016年11月に破産手続きを申請。
以前からCEOの職は自分に合わないと感じていたソフィアは、2015年初めに「ナスティ・ギャル」のCEOを退き、経営執行役会長に留まります。
CEOには社長だったシェリー・ウォーターソンが就き、その後もオンライン販売に加え、2店舗目の実店舗などをオープンさせますが、2016年11月に連邦倒産法第11章に基づき破産手続きを申請しました。
【昨日の注目ニュース】総資産100億円から一転 LA発ECサイト「ナスティ・ギャル」が破産申請https://t.co/W525KxVZqZ
創業者は映画「マイ・インターン」のモデルになったとも pic.twitter.com/XcnYdmHLkN— Fashionsnap.com (@fashionsnap) 2016年11月12日
そして、破産申請後から交渉を続けていたブーフー.com(本社・イギリス)が「ナスティ・ギャル」を2,000万ドル(約21億8千万円)で買収したことを2017年2月に公表。
現在「ナスティ・ギャル」はブーフー.comの傘下に入って、ブランドは存続しています。
ソフィアは、私生活では2015年にミュージシャンのジョエル・ジャレック・デグラフさんと結婚するも、翌2016年に離婚。
ソフィアは、2016年に自身の離婚と「ナスティ・ギャル」の破産申請という大きな出来事を経験しましたが、現在は著書から生まれた「Girlboss」を立ち上げ、女性たちが輝く未来を築いていくサポートなどに力をいれています。
これだけ様々なことを経験していて、まだ30代前半というのは驚きですね。
今後の活躍にも期待したいと思います。
まとめ
- Netflixドラマ『ガールボス』はソフィア・アモルーソさんの経験がもとになっている
- ソフィア・アモルーソさんは、20代前半で設立したネットショップ『ナスティ・ギャル』を急成長させた
- 『ナスティ・ギャル』は、従業員350人、年商100億円を超える大企業になった