アカデミー賞6部門にノミネートされた映画『ライオン』。実話をもとにした映画の内容や主人公サルーを演じている俳優デヴパテルについてまとめました。
Contents
アカデミー賞映画『ライオン』は実話?
『LION / ライオン ~25年目のただいま~』
原作の本
映画『LION / ライオン ~25年目のただいま~』は、インド生まれのサルー・ブライアリーのノンフィクション本『25年目の「ただいま」』が原作。
あらすじ
インドで生まれ、貧しい生活を送っていたサルー。
1986年、5歳のサルーは兄について近くの駅に出かけました。
しかし、停まっていた電車の中で眠ってしまったサルーは兄とはぐれ、遠い街に運ばれてしまいます。
迷子になったサルーは必死に家族の元へ帰ろうとしますが叶わず、オーストラリア人夫婦に引き取られることに。
時は流れ、オーストラリアの大学で学んでいたサルーは、友人たちに自分が養子であることを打ち明けると『グーグルアース』を使ってインドの生まれ故郷を探すことを勧められます。
そして、グーグルアースを使ってインドの故郷を探し始めたサルー。
なかなか収穫はありませんでしたが、迷子になってから25年後、2011年のある夜にグーグルアースで見覚えのある場所を見つけます。
ついに自分の故郷を突き止め、家族の元へ向かったサルーを待っていた現実とは…。
映画の名前がなぜ『ライオン』なのか気になりますが、生まれ故郷を突き止め、映画の終盤で『ライオン』の意味がわかります。
日本での映画の公開は2017年4月7日(金)の予定。
原作本の著者で、この壮大な物語を実際に経験したサルー・ブライアリーさん。
現在もオーストラリアに住んでいるそうです。
アカデミー賞で6部門にノミネート
映画『ライオン』はアカデミー賞で6部門にノミネート。
- 作品賞
- 助演男優賞…デヴ・パテル (青年期のサルー)
- 助演女優賞…ニコール・キッドマン (サルーの養母)
- 脚色賞
- 撮影賞
- 作曲賞
2月26日の授賞式で結果が発表されます。
→追記:惜しくも受賞は逃しました。
デヴ・パテルはすでに、オーストラリア映画協会賞、英国アカデミー賞などで助演男優賞を受賞。
サルーの子供時代を演じたサニー・パワールくんも注目を浴びました。
現在8歳のサニーくん。
インド出身のサニーくんは、オーディションを勝ち上がって、子供時代のサルー役に抜擢。
英語はほとんど話せないようですが、愛嬌があってインタビューなどでもとても可愛い姿を見せてくれています。
主人公サルー役は俳優デヴ・パテル
スラムドッグ$ミリオネアで主演
映画『ライオン』で青年期のサルーを演じているのはデヴ・パテル。
2008年の映画『スラムドッグ$ミリオネア』で、主役のジャマール・マリクを演じて一躍有名になりました。
デヴ・パテルは、スラムドッグに出演後も俳優として活躍。
映画『エアベンダー』『マリーゴールド・ホテル』シリーズ、『チャッピー』『奇蹟がくれた数式』などで主演やメインキャラクターの1人を演じています。
プロフィール
- 名前:デヴ・パテル (Dev Patel)
- 生年月日 / 年齢:1990年4月23日 / 26歳
- 出身地:英国ロンドン
- 身長:187cm
デヴはケニア出身のインド系の両親のもとにロンドンで生まれ、イギリスのテレビドラマ「スキンズ」で2007年に俳優デビュー。
スラムドッグの時から比べたら、かなり大人になったなぁという印象でしたが、まだ20代半ばだったんですね。
デヴは、スラムドッグで共演したフリーダ・ピントーと撮影をきっかけに交際していましたが、約6年の交際の後、2014年に破局。
しかし、2人は現在も良い関係を保っているようです。
デヴの現在の私生活については謎に包まれていますが、俳優としての活躍にこれからも期待したいと思います。
まとめ
- 映画『ライオン』は、実話をもとにした感動のストーリー
- アカデミー賞では、6部門にノミネートされている
- 主人公サルーの青年期を演じたのは、スラムドッグの役でも有名な俳優のデヴ・パテル
サルーの子供時代を演じたサニーくんが可愛すぎました。